仮想インスタンスを理解する
Liferay DXPは、1つのインストールで複数の「ポータル」をホストできます。 これらは仮想インスタンスと呼ばれます。 各仮想インスタンスには、完全に個別のデータと設定があります。 それぞれが一意のドメイン名を介してアクセスされ、あらゆる目的のために、追加のインスタンスとインストールを共有する個別のLiferayベースの実装です。
Liferay DXPシステムの設定は異なるスコープで行われます。 仮想インスタンススコープでの設定は、システムスコープに次ぐ最も広いスコープです。
システムスコープは最高レベルの設定スコープです。 このスコープで行われた設定は、すべての仮想インスタンスに影響します。 インスタンススコープは、ある特定の仮想インスタンスにのみ適用されます。
インストールに仮想インスタンスが1つしか含まれていない場合、システムスコープ設定と仮想インスタンススコープ設定の間に実用的な差はありません。 どちらのタイプの設定も、システム全体に適用されます。
Liferay DXPのインストールとデータベースをホストするサーバーの用意はおそらく済んでいると思います。 そのサーバーには、多数のユーザー、サイトおよび特定のインスタンス設定が含まれています。 2つ目の同様のインストールが必要な場合は、 仮想インスタンス を追加することをお勧めします。
一意のドメイン名のため、訪問者は正しい仮想インスタンスに誘導されます。 仮想インスタンスはアプリケーションサーバーとOSGiコンテナを共有するため、次のカスタマイゼーションも共有します。
- デプロイしたすべてのカスタムコード
- システムスコープの設定(たとえば、
.config
ファイルや、 コントロールパネル → [設定] → [システム設定] で行われた変更)。 - アプリケーションサーバーの設定。
仮想インスタンスの追加と管理は、 [コントロールパネル] → [設定] → [仮想インスタンス] で行うことができます。
インスタンスは、 [コントロールパネル] → [設定] → [インスタンス設定] で設定できます。 インスタンス設定は、次の3つのセクションで構成されています。
- プラットフォーム
- セキュリティ
- コンテンツとデータ
このセクションでは、 プラットフォーム 設定に焦点を当てています。